「17番の浮島グリーンが有名なのは知っているけど、他のホールはどんな感じなんだろう」そんな風に、コース全体のレイアウトをもっと詳しく知りたいと思っている方も多いのではないでしょうか。ここでは、実際にラウンドしたゴルファーたちの口コミを丁寧に読み込み、コース設計の特徴と各ホールの攻略ポイントを、具体的なホール番号やエピソードとともに深掘りしていきます。
このコースの最大の特徴は、なんといっても樹木による目隠しがほとんどない、リンクス風のレイアウトです。「コースは林やブッシュが少ないので初心者同伴時のボール探しは楽かも」という声がある一方で、「木が少ないコースゆえ曲がる人は隣のコースへ行ってしまいますので注意」という指摘もあり、開放感と引き換えに、方向性の正確さがよりシビアに求められる設計だとわかります。
また、林の代わりに小山でホールがセパレートされているという口コミもあり、「コースは林ではなく小山でセパレートされている感じで面白かった」という感想も見られました。全体のレイアウトについて詳しく語ったあるゴルファーは「スタートハウスから左右に同じ様なレイアウトでアウトインがあります。平らな所で打てるのはティーグランドのみ。悪く言えば凸凹コースです。でもこれが面白いのです」と、アウト・インが左右対称に近い構成になっている点を興味深く分析していました。風が吹き抜けやすい地形のため、「周りに何もないので風の影響がある」「遮る林もないので、モロ流されてしまう」といった声も多く、風向きの読みがスコアメイクの重要な要素になっているようです。
17番の浮島グリーンについては別記事で詳しく解説していますが、実はそれ以外にも池が絡むホールが随所に配置されているのがこのコースの特徴です。「INの池がらみの上り3Hも池にヤラレました」というコメントや、「Out9番まで調子良かったが最後の池にやられた」という声など、前半・後半それぞれの締めくくりとなるホールに池が配置されているケースが目立ちます。この点について、あるゴルファーは「INもOUTも最終のロングホールの池でしっかりとしたマネジメントが必要です」と、コース設計の構造そのものをズバリ言い当てるコメントを残していました。実際、「コースはINあがり3ホールが池の影響もあり難しい」という別の口コミもあり、前半・後半それぞれの終盤3ホール前後が、このコースの正念場になりやすいことがうかがえます。実際、常連のゴルファーからは「毎度の事なのですが16 17 18 何処かで躓きますね」という、まさに終盤3ホールの鬼門ぶりを端的に表したコメントも寄せられていました。もちろん、鬼門は終盤だけではないようで、「今回は2番、17番、18番ホールに手古摺りました」という声もあり、序盤の2番ホールにも意外な落とし穴があるようです。
18番ホールについても、フェアウェイ中央から右側にかけて大きな池が広がる設計になっており、複数の口コミでその攻略の難しさが語られています。「18番のグリーン手前の池に入れたのは残念でした」というコメントもあれば、「18番のサードショットにつながるかも」と17番の名物ホールとの流れの中で楽しむ声もあり、INコースの締めくくりとして印象に残るホールになっているようです。池にまつわる体験談は数多く、あるゴルファーは軽妙な調子で「天気よく、楽しくプレーできました!お池にはたくさんボールを奉納してきました!」と綴っており、「アイランドグリーンなど、池が所々に設けてあり、ゴルファーにとってはやっかいで楽しめるゴルフ場です!」という声からも、池がこのコースの個性であり、ある種の「名物」として愛されている様子が伝わってきます。
グリーンだけでなく、フェアウェイ自体のアンジュレーションも大きな特徴です。「フェアウェイは至る所凹凸で、アイアンが難しく、苦戦しました」というコメントに代表されるように、平らなライで打てる場面が少ないという声が非常に多く見られます。「綺麗で景観も良くいいコースでした。平坦なライはほぼ無くグリーンも傾斜があり楽しめました」というように、この起伏そのものを景観の美しさとセットで楽しんでいるゴルファーも多いようです。この起伏を活かした戦略性の高さについて、「自然の地形を最大限に活かしたレイアウトは他のゴルフ場にはない面白さがあります」と高く評価する口コミもありました(2026年6月の口コミより)。
バンカーについても「バンカーが多いホールがあって、本当に面白い」という声や、「バンカー地獄」という表現をするゴルファーもおり、単に距離を稼ぐだけでなく、正確な戦略が求められるコースであることがうかがえます。あるゴルファーは「グリーンが難しい。バンカーも随所に点在していて、攻略がいがあるゴルフ場ですね」と、バンカーの配置そのものを戦略性の一部として評価していました。
整備状況については「ガードバンカーが整備されておりよかったです。整備不十分の周辺ゴルフ場がありますので好印象です」という好意的な声がある一方で、砂質について気になる指摘をしたゴルファーもいます。「コース〇(バンカー砂にビリが多くクラブが傷つく恐れありですね)」というコメントで、小石が混じっていることでクラブに傷がつく可能性を心配する声もありました。似たような指摘として「バンカーは小石が多いのでもう少し取り除いて欲しいです」という声もあり、バンカーショットの際は普段以上に丁寧なショットを意識しておくとよさそうです。
口コミを総合すると、新・西山荘カントリー倶楽部は、単発の名物ホールだけでなく、コース全体を通じて「攻め方を考える楽しさ」が設計に組み込まれていることがわかります。IN・OUTそれぞれの終盤に潜む池、対称的なレイアウト、風・うねりという要素が絶妙に絡み合う構成は、まさにピートダイ設計ならではの奥深さと言えるでしょう。
18ホールすべてに戦略が求められるこのコースを、じっくり攻略しに行ってみませんか。